白檀材 総高8cm 1998年作
地蔵菩薩はお寺はもちろん、町かど、道端などいろんな場所に安置されており、我々の身近なところで直接慈悲の手を差しだしてくれる親しみのある仏さまです。 人間界だけではなく、地獄、餓鬼、畜生などの六道のいたるところに出現し救済してくれます。 日本では古くから「こども」を守る仏さまと信じられており、石像などのお地蔵さんの首にはよく「よだれかけ」がかけられています。これは子供を亡くしたお母さんが三途の川原で迷っているわが子を助けてもらいたいと、使っていた臭いのしみこんだ「よだれかけ」をお地蔵さんの首にかけたものです。