白檀材 総高35cm 1995年作
西方極楽浄土の主尊である阿弥陀如来は「阿弥陀くじ、阿弥陀被り、阿弥陀笠」など日常語にも使われ、如来のなかでも特に親しまれている仏様です。 阿弥陀如来は仏になるとき四十八の願いをたてたのですが、それを本願といいます。 18番目の本願は「どんな悪人でも阿弥陀如来を心底信じ、『南無阿弥陀仏』と10回となえたら、そのものを極楽浄土にうまれるようにしたい」というもので、これを本願中の本願「王本願」と呼ばれています。 最も得意とするものを18番(おはこ)と言うのはここからきているという説もあります。